メダロットDS
メダロットDSのレビュー
レビュー
ジャンル ・・・ RPG 機種・・・・DS
出ましたよ、新作が!
感激です。この日をどれだけ待ち望んだことか!
ええ、8年ぶりの新作です。リメイクは除きます。
僕が勝ったのはカブトバージョンです、が、
クワガタバージョンも予約しておけばよかったです(速攻で売り切れるとは、、)。
音楽が、旧作のアレンジが多くて良い味を出していました。
戦闘時のBGMは特に。この音楽じゃないと戦っている気分にならないです。
旧作に比べ、ゲームバランスも割と良くなっていると思います。
懐かしいメダロットも多いです。最初に貰うメダロットは、メタビーかロクショウです。
シャトルランとリアルタイムバトルを組み合わせた戦闘システムも健在。
戦闘は相変わらず時間がかかりますが、それでも楽しいです。
しかし、通信プレイが出来るようになるのが遅すぎる気がします。
もっと早く出来るようにしましょうよ。
世界観は、ちょっと不満が残りますね。
旧作のキャラクターが殆どいないし、イッキは影薄すぎ。
ロボロボ団4人組は異様に良い味出してたのに。
しかし、世界観がどうのこうの、と言う前に、
ストーリーが薄っぺらい気がします。仲間たちも影が薄いです。
イッキ編のキャラクターで例えると、
アズマ = イッキ
チトセ = アリカ
タルト = 該当なし(メダロット5のシジミヤマト的ポジションか?)
コハク = コウジ
サクラ = キクヒメ
ナット = カガミヤマ
スクリューズのイワノイのポジションのキャラがおらず、
悪ガキトリオが、悪ガキコンビに変更されました。
しかしこの二人、スクリューズみたいな『憎めない奴ら』なら良かったのに、
単にセコイだけの腹が立つキャラになってるのは悲しい。
(でも、サクラエンディングがみれたから許そう(←?))
チトセとタルトは、主人公の友人ですが、
事あるごとに主人公を突き飛ばし(体当たり)、先に突っ走っていきます。
しかも謝らないし。
チトセは、メインヒロインなのに出番なさすぎ。
とにかく、『仲間たちとの共闘』が全然描写できていません。
主人公は、メダロットが友達、というより、
メダロットしか友達いないんじゃないか、とさえ思います。
本作には好感度によるエンディング制が復活していますが、
あんなに出番のなかった女性キャラがいきなり最後に現れて
エンディングを迎えるってどうなんでしょう。
主人公のことそういう目で見てたのかなぁ・・・?
ライバルのコハクは良いキャラクターでしたが、
対戦相手としては存在感が薄いです。
だって大会の決勝戦まで戦えないし。
従来は、大会で優勝した後で悪と戦う、のが基本でしたが、
本作は、悪を倒した後で大会に出場する、という良くわからない
展開になっており、ライバルをラスボスにするために
無理やり大会を後に持ってきた感じがします。
とまあ、ストーリーやキャラクターの不満は多いです。
しかし、戦闘システムに関しては練り直した努力がみられます。
本作の戦闘システムの良い部分と悪い部分を纏めてみます。
ただし、個人的に気になった部分だけです。
全部書いているといつまでも終わらないので。
◆良い部分
○KBTタイプの両腕の性能
今まで、右腕が『うつ』(早い、当たりやすい、威力低い)、
左腕が『ねらいうち』(遅い、当たりにくい、威力高い)
でしたが、本作では、
右腕が『ねらいうち』(遅い、当たりやすい、威力高い)
左腕が『うつ』(早い、当たりにくい、威力低い)
に変更されました。このようになっているのは、
KBTくらいです。そのため、他の射撃系パーツとの
組み合わせがさらに面白くなりました。
ちなみに僕は、ブルースドッグの右腕と組み合わせて
『うつ』特化にしていました。
○スタティックが強力
メダロット4で導入された攻撃、スタティック。
パーツの残りHPの3/4のダメージを与えられます。
メダロット4はまるで役に立ちませんでしたが、
本作は、パーツのHPが従来のシリーズより大幅に上昇しており、
平気でHPが100以上あります。
そのため、スタティックは下手な攻撃パーツより大きなダメージ
をたたき出せます。
ダメージ計算上、パーツの破壊はできないので、理不尽に強くないのが良い。
○攻撃系メダフォースの増加
攻撃系のメダフォースが、かなり少なかった気がします。
本作は、色んなメダルが攻撃系メダフォースを覚えてくれます。
○アンチシー、アンチエアの利便性
耐水射撃と対空射撃。
従来は、潜水or飛行メダロットを殆ど一撃で倒せる上、
これらのメダロットを倒す以外に全く出番がありませんでした。
本作では、『必中+威力3倍+貫通』に変更され、
HPの高さも相まって一撃では倒せなくなりました。
さらに、潜水や飛行メダロット以外に使っても、それなりのダメージを
出せるようになりました。貫通もするのでそれなりに使えます。
○攻撃後のペナルティ
『なぐる』『がむしゃら』『ねらいうち』の攻撃後のペナルティ。
従来は、攻撃後〜次の攻撃 までの間、ペナルティが持続しましたが、
本作は、攻撃後〜行動選択までの間に変更されました。
ペナルティが短くなったので、非常にこれらを使いやすくなりました。
○多脚型メダロット
本作では、攻撃後、敵に背を向けず後ずさりするようになりました。
それだけか? と思いきや、『デストロイを食らわない』という長所が。
○トラップの威力
本作のトラップは、解除パーツを使わない
限り解除されません。何度も使用すれば威力も上がっていきます。
完全防御パーツを使われると、それこそトラップくらいしか
ダメージを与える方法がありません(今回、ダイレクト攻撃ないし)。
需要は高いです。いや、本当にお世話になりました。
○ザコ戦
エンカウントでは、メダロットを1,2体しか使ってきません。
ザコ戦に無駄な時間をかけなくて済むので助かります。
◆悪い部分
○熟練度がリセットできない
従来は、普通のRPGと同様、経験値をためてレベルが上がりましたが、
本作では、3つの熟練度の合計値=レベル に変更されました。
それは別に良いのですが、3つの熟練度の合計値が99になると、
それ以降熟練度が上がらなくなります。
3つの熟練度を全て99にすることができないので、
中途半端に熟練度をあげると後悔する羽目に。
⇒ じゃあどうする?
熟練度を下げられるようにする。
○メダリアのシステム
今回のメダリアは熟練度を補うものと、
特殊効果を付加するものに変更されました。
前者は、レベルに応じて補える熟練度の値が増えるため、
強いメダルをさらに強くするのに役立ちますが、
弱いメダルの強化には役に立たなくなりました。
メダリアって、そういうものだったのか?
⇒ じゃあどうする?
上昇する熟練度の値は固定にするか、
従来通りメダリアも育てられるようにする。
○アサッシンが強力すぎる
スタティックと同じく、初出はメダロット4。
絶対ヒット+貫通+クリティカルですが、
メダロット4では威力が非常に低く役に立ちませんでした。
本作では大幅に見直され、、、、たと思いきや、
HPの高くなった本作ですら、一撃でパーツを破壊するほど強力です。
唯一の弱点は『がむしゃら』攻撃ということですが、
前述したとおり、攻撃後のペナルティが短くなっているので、
アサッシンは余計凶悪になっています。
⇒ じゃあどうする?
威力をもっと低くし、『絶対クリティカル』ではなく、
『防御無効』に変更する。
○チームロボトルがない
「仲間たちと共に悪を倒す」
本作にそういう雰囲気が無いのは、
やはりチームロボトルがないからではないでしょうか?
⇒ じゃあどうする?
チームロボトルを復活する。
個人的に、仲間を2人まで連れて行けるような
システムを希望します(イベント戦以外でも仲間と共闘できるように)。
以上。これぐらいにしておきます。
ストーリー関連での不満は多いですが、かなり楽しくプレイ出来たので、
続編を期待します。
戻る