THOR精霊王紀伝      

  

THOR精霊王紀伝のレビュー





レビュー

 ジャンル ・・・ アクションRPG   機種・・・・SS

 1996年4月 にセガサターンで発売したゲームです。
 初めてプレイしたのがいつだったか、覚えていません。


 何の前触れもなく、兄が買ってきてくれた(またか)ゲーム。


 このゲームは、アクションRPGです。
 グラフィックが非常に綺麗であり、動きが滑らか。
ダッシュ、ジャンプ、弱攻撃、強攻撃、しゃがみ移動といった基本アクションから、
精霊召還、コマンド入力による必殺技など、様々な行動がとれるし、
操作性もよく、キャラクターを動かしていて楽しいです。



 ストーリーは、精霊王の血を引く主人公が、精霊を仲間にして悪に立ち向かう、
というシンプルなもの。ストーリーに関しては、結構評価は低めです。



 アクションRPGだけあって、謎解きが非常に多いです。
このゲームは、6種類の精霊(水、火、大地、闇、金属、風)が存在するため、
いうまでもなく、謎解きには精霊が重要になります。ただし、精霊を使わない、
武器や爆弾による謎解きもあります。
 シャイニングウィズダムと異なり、『こんなのわかるか!』というファンタジーな
謎解きではなく、物理現象や自然現象を基にした常識的な謎解きに重点がおかれています。
謎解きや、クリアのヒントなどは、ステージ内の石碑に書かれています。
シャイニングウィズダムのように、城の本棚に書かれていると、読まない人が
多いですが、こういう風にダンジョン内に謎解きのヒントがかいてあると、
大抵の人は読むので助かります。
 あと、面白いのが、謎解きの方法が一つだけではない、ということです。
特定のアイテムや特定武器を使わなければ先には進めない、という謎解きも
もちろんありますが、手段を問わず結果的に先に進めればいい、というのもあります。



 精霊以外に、謎解きの基本となっているのが、属性武器、というもの。
武器自体は、4種類(短剣、大剣、杖、弓)あるのですが、短剣を除く3つの
武器に、それぞれ二つずつ属性(系6種類の属性、各精霊に対応)が存在します。
最初は属性武器は使えないですが、巻物をとると使えるようになります。
 これは、欠点でもあるんですが、精霊や、属性武器関連で、非常にアイテムが
多く、覚えるのが大変です。


 もう一つ、精霊の召還方法が面白いです。スパークボールを当てると精霊が出現します。
精霊は、その属性を持った全ての物体に宿っている、という設定であるため、
属性さえ合えばどんなものからでも召還可能。
敵が出してきた炎や、爆弾の爆風からイフリートが召還できるし、
ゾンビからシェイドが召還できるし、スイッチから金属精霊(名前忘れた)が召還できます。
氷に爆弾使うと水になり、ディトが召喚可能。
さらに、その水に爆弾使うと水が水蒸気になり、風の精霊(名前・・・)召喚可能。


 書いていて改めて思いましたが、本当にいろんなことが出来るゲームです。


 やり込み要素はあるんですが、僕はほとんどやりこまずにただ一回クリアしただけです。
2度目のプレイもちょっとやろうとはしましたが、途中で放棄。
つーか、攻略本ほしいです。
これ、メガドライブで発売された奴の続編らしいですが、難易度はかなり下がっている
らしいです。じゃあ、メガドラ版って、どんなに難しいんでしょう?


 余談ですが、裏技で二人同時プレイが出来ます。
二人同時プレイできないアクションRPGはいやだというプレイヤーにも安心です。
しかし、2P側のキャラは自由に消したり出したりできるので、行動範囲がかなり広
がってしまいます(本来いけないところにもいけてしまう)。
なので注意しないとゲームバランスが崩れます。
例えば、2Pを踏み台にすれば高いところに簡単に登れます。







 アクションRPGとしては、極めてランクの高いゲームです。
セガサターン持ってる人は、必ずやっとけ!!









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